美容室でのケアはもちろん大切ですが、日常のヘアケアを正しく行うことが、美しい髪を保つ秘訣です。この記事では、美容師の視点から 「自宅でできる正しいヘアケアのやり方」 を3つ厳選してご紹介します。日々のケアを見直して、理想の髪を手に入れましょう。
1. 正しいシャンプーのやり方
シャンプーは髪や頭皮を健康に保つための基本ステップです。ですが、間違った方法で行うと頭皮トラブルや髪のパサつきにつながることも。以下のポイントを押さえて、正しいシャンプー方法を実践しましょう。
ステップ1: 洗う前にブラッシングをする
• シャンプー前にブラッシングを行うことで、髪の汚れやほこりを軽く落とし、絡まりを防ぎます。
• 頭皮の血行促進にも効果的なので、シャンプーの前に必ず取り入れましょう。
ステップ2: ぬるま湯で予洗いをする
• 髪をしっかりと濡らすことで、汚れの約70%が落ちると言われています。
• 注意点: お湯の温度が高すぎると頭皮の乾燥を引き起こすため、38℃前後が理想です。
ステップ3: シャンプーを泡立ててから使用する
• シャンプーは直接頭皮につけるのではなく、手のひらで泡立ててから使用しましょう。
• 頭皮をマッサージするように洗うと、毛穴の汚れがスムーズに落ちます。
ステップ4: 丁寧にすすぐ
• シャンプーのすすぎ残しは頭皮のトラブルやかゆみの原因になります。
• 耳の後ろや後頭部など、泡が残りやすい部分を意識してしっかりすすぎましょう。
2. トリートメント・コンディショナーの正しい使い方
トリートメントやコンディショナーは、髪の保湿やダメージケアに欠かせないステップです。ただし、効果を最大限に引き出すには正しい使い方が重要です。
ステップ1: 毛先に重点的につける
• トリートメントは髪の中間から毛先にかけて塗布します。
• 根元にはつけないように注意!頭皮がべたつく原因となることがあります。
ステップ2: 手ぐしやコームで均一に広げる
• 手ぐしや目の粗いコームを使い、トリートメントを髪全体に広げます。
• ダメージ部分にも均一に行き渡らせることで、仕上がりが滑らかになります。
ステップ3: 放置時間を守る
• トリートメントは推奨の放置時間を守ることで、成分が髪にしっかり浸透します。
• 3~5分の間に蒸しタオルを使うと効果がさらに高まります。
3. ドライヤーでの乾かし方
自然乾燥は髪のパサつきやキューティクルの開きの原因になります。正しいドライヤーの使い方をマスターして、髪をダメージから守りましょう。
ステップ1: タオルドライをしっかり行う
• ドライヤー前のタオルドライで、髪に残る水分をしっかり吸収させます。
• ゴシゴシこするのではなく、髪を挟むように優しく拭き取りましょう。
ステップ2: 根元から乾かす
• ドライヤーは、髪の根元を乾かすことから始めるのが基本です。
• 毛先は熱を当てすぎるとダメージを受けやすいので、最後に軽く乾かす程度でOKです。
ステップ3: 冷風で仕上げる
• 最後に冷風を当てることで、キューティクルが引き締まり、髪のツヤがアップします。
プラスα: 健康な髪を育む生活習慣
髪の健康は、毎日のケアだけでなく生活習慣も大きく影響します。以下のポイントを意識してみましょう。
1. バランスの取れた食事
• 髪の成長に必要な栄養素(ビタミンB群、亜鉛、タンパク質)を積極的に摂取。
2. 質の良い睡眠
• 夜間に髪の成長ホルモンが分泌されるため、7~8時間の睡眠を確保。
3. ストレス管理
• 過度なストレスはホルモンバランスを乱し、抜け毛や髪のハリ不足の原因に。
まとめ
今回ご紹介した「自宅でできる正しいヘアケア3選」を実践するだけで、髪の質が大きく変わります。
• 正しいシャンプーで頭皮と髪を清潔に保つ。
• トリートメントの適切な使い方で髪に潤いとツヤを与える。
• ドライヤーの使い方を見直して、髪のダメージを防ぐ。
さらに、日常生活での食事や睡眠にも気を配ることで、内側からも美しい髪を育むことができます。ぜひ、今日から取り入れてみてください!