トリートメント・コンディショナー・リンスの違いとは?
髪を洗った後に使う「トリートメント」「コンディショナー」「リンス」。なんとなく使っているけれど、「どれが何に効くの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
実はこの3つ、どれも役割が違います。それぞれの特性を知って正しく使い分けることで、髪をより健康的に美しく保つことができます。
ここでは、それぞれの基本的な違いを解説していきます。
- トリートメント … 髪の内部に浸透して補修する
- コンディショナー … 髪の表面をコーティングして保護する
- リンス … 髪の指通りをよくし、ツヤを与える
「なんとなく毎日コンディショナーを使っているけど、本当に合っているのかな?」と感じたことがある人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
トリートメントの特徴と役割
トリートメントは、髪の内部に栄養を届けて補修するためのアイテムです。シャンプーで洗った後の髪は、水分や油分が抜けやすく、外部ダメージを受けやすい状態になります。そこで、トリートメントを使うことで、髪の深部にまで栄養を届け、しっかりと補修することができます。
トリートメントの主な特徴
- 髪の芯まで浸透し、ダメージを補修する
- 乾燥やカラー・パーマによる傷みをケアする
- しっとりまとまりのある髪に導く
- 内部補修型と表面コーティング型がある
トリートメントには大きく分けて「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」の2種類があります。
インバストリートメント
- お風呂の中で使うトリートメント
- 洗い流すタイプが主流
- しっかり内部補修できる
アウトバストリートメント
- お風呂の後、乾かす前に使うトリートメント
- 洗い流さないタイプ(ミルク・オイル・ミストなど)
- ドライヤーやアイロンの熱ダメージを防ぐ
特にダメージが気になる人には、週に数回の集中ケアとして取り入れるのがおすすめです。
コンディショナーの特徴と役割
コンディショナーは、髪の表面をコーティングし、外部ダメージから守るためのアイテムです。トリートメントとは異なり、髪の内部には浸透せず、表面に膜を作って髪を保護します。
コンディショナーの主な特徴
- 髪の表面に膜を作り、なめらかに整える
- 髪のパサつきや広がりを防ぐ
- 日常的なヘアケアとして使いやすい
- 髪を摩擦や乾燥から守る
特に、髪がパサつきやすい人や乾燥しやすい人には、毎日のヘアケアに取り入れると効果的です。
コンディショナーの効果的な使い方
- シャンプー後、水気を軽く取る
- 毛先中心にコンディショナーをなじませる
- 数分置いてからしっかりすすぐ
コンディショナーは髪の表面を保護するものなので、頭皮にはつけず、毛先中心になじませるのがポイントです。
リンスの特徴と役割
リンスは、髪の指通りをよくし、表面を整えるためのアイテムです。かつては広く使われていましたが、現在はコンディショナーが主流になり、リンスの使用頻度は少なくなっています。
リンスの主な特徴
- 髪の表面をコーティングし、サラサラな仕上がりにする
- 静電気や摩擦を抑え、絡まりを防ぐ
- コンディショナーよりも軽い仕上がり
「コンディショナーとの違いがよくわからない」という声も多いですが、リンスはより軽い仕上がりで、髪への負担が少ないのが特徴です。
リンスとコンディショナーの違い
- リンス … 軽くコーティングし、髪の指通りをよくする
- コンディショナー … よりしっかり髪を保護し、まとまりやすくする
髪が細くてボリュームが出にくい人は、コンディショナーよりもリンスの方が軽やかに仕上がることもあります。
まとめ
トリートメント・コンディショナー・リンスの違いをまとめると、以下のようになります。
項目 | トリートメント | コンディショナー | リンス |
---|---|---|---|
目的 | 髪の内部を補修 | 髪の表面を保護 | 髪の指通りをよくする |
浸透する場所 | 髪の内部 | 髪の表面 | 髪の表面 |
使用頻度 | 週に2〜3回 | 毎日 | 毎日 |
仕上がり | しっとりまとまる | なめらかでツヤのある髪 | 軽くサラサラ |
おすすめの髪質 | ダメージが気になる髪 | 乾燥や広がりが気になる髪 | 軽い仕上がりが好きな人 |
「とりあえずコンディショナーを使っている」という人も多いかもしれませんが、髪の悩みに合わせてトリートメントやリンスを取り入れることで、より理想的なヘアケアができるようになります。